コラム 第13回国内大会 セッション報告:サービスのデザインと開発(5) ー渡辺 健太郎 2025年8月1日 サービス学会ではゲーム理論やオークションメカニズムを用いたサービス運用の最適化や顧客ニーズとのマッチングに関する研究が盛んである.また,今大会では大規模言語モデルのサービス設計への応用についても複数の発表が行われた.私が座長を担当したセッションでは,学生を中心に実務にも直結する興味深い発表が行われ,ディスカッションも多...
コラム 第13回国内大会 セッション報告:サービスのデザインと開発(2) ー三竹 祐矢 2025年7月25日 本記事では,編集委員(三竹)が参加したセッションの中で,サービスのデザインと開発(2)を取り上げ,その詳細を示す.本大会では,「サービスのデザインと開発」をテーマとする口頭発表セッションは6つあり,合計18件の報告がなされた.そのうち,2日目に実施された「サービスのデザインと開発(2)」では以下に示す3件の報告がなされ...
コラム 第13回国内大会 オーガナイズドセッション7:「地域住民の認知症予防と従業員のWell-being向上」 ― 山川 義徳 2025年7月18日 「地域住民の認知症予防と従業員のWell-being向上」と題したワークショップにおいては,脳の健康維持増進を通じた地域住民の認知症予防と従業員のWell-being向上に関連する公共や民間サービスの連動について発表及び議論した. これまで,脳構造を計測するMRI装置を用いた,脳の健康指標であるBHQ(Brain ...
コラム 第13回国内大会 オーガナイズドセッション6「製造現場における従業員エンゲージメント向上に向けて」―丹野 愼太郎 2025年7月11日 はじめに 本オーガナイズドセッション(以下,本OS)は,主に生産工程,生産技術や製品開発などに携わる従業員を対象としたエンゲージメントに焦点を当てたセッションである.本OSは,明治大学の戸谷圭子氏(以下,戸谷氏)がオーガナイザとしてオムロン株式会社インダストリアルオートメーションビジネスカンパニーアドバンスドソリューシ...
コラム 第13回国内大会 オーガナイズドセッション3「実学ウェルビーイング・サービス研究会」 ―杉山 大輔・成瀬 博 2025年7月4日 「実学ウェルビーイング・サービス研究会」(SIG)では、2024年度は、「社会課題を解決するWell-beingサービスと知識の結びつき~どのような知識が持ち込まれ・組み合わされ・生み出されたか~」をテーマに、四半期に2回のペースで活動(会合・合宿)を行ってきた(キーワード:実学志向、ウェルビーイング、社会課題解決、T...
コラム 第13回国内大会 オーガナイズドセッション2「サービス・ケイパビリティと感情労働」 ―原 良憲 / 増田 央 2025年6月27日 はじめに 本オーガナイズド・セッション(OS)では,対人サービス産業において本質的に重要であるが,サービス学会として,あまり研究課題として深耕されていなかった「感情労働」を取りあげ,これからの研究課題の整理と解決アプローチを明確化することを目的としたものである.感情労働とは,他者が期待する感情を表出するために,自己の感...
コラム 第13回国内大会 オーガナイズドセッション1「SDGsイノベーション」ー藤岡 昌則 2025年6月18日 はじめに 2025年3月4日,サービス学会第13回国内大会において,オーガナイズドセッション(以下OSと称する)SDGsイノベーションが開催された.SDGsは17のゴールを持つ取組みであるが,その中でもサステナビリティとサービス価値創造に繋がる発表が行われた.セッションでは、資源の循環利用や廃棄物削減を促進するサーキュ...
コラム 第13回国内大会 国内大会参加報告 ― 根本裕太郎 2025年6月6日 サービス学会第13回国内大会が,2025年3月4日(火)から6日(木)にかけて立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)で開催された.主な会場は,OICの中に2024年4月に誕生した新棟であり,創造性と協働の促進を感じさせる空間設計が施されていた.大会テーマは「地域価値創生へのシナリオ;サービス共創に向けたトランスディ...