コラム COVID-19ソーシャルインパクト コロナ禍で生まれる新たなビジネスの芽 - 仲野真人 2020年5月9日 食と農林漁業分野において2020年は特別な年になる予定であった.それは東京オリンピック・バラリンピックの開催である.日本政府は農林水産物・食品の輸出および外国人観光客(インバウンド)の受け入れに力を入れており,東京オリンピック・パラリンピックは外国人観光客が日本を訪れて日本の食を楽しむ(インバウンド),自国へ帰った後に...
コラム COVID-19ソーシャルインパクト 人の移動とコロナウィルス感染症COVID-19流行 - 野田五十樹 2020年5月7日 感染症拡大の理解の難しさ 感染症の広がり方は,指数関数で特徴づけられる典型的な非線形現象であることから,なかなか直感的に理解するのが難しい.さらに,感染の広がりは時間遅れや空間的広がり,人々の行動の特性など,多数の要因を考慮しなければならないため,全体像を直感的に把握することがより難しくなる.このため,式の読み方やグラ...
コラム COVID-19デジタル化 パーパスを自問し, 新しい時代に対応したフィットネスクラブを目指せ - 古屋武範 2020年5月7日 「アンビエント・ミュージック(環境音楽)」の先駆者として知られるイギリスの音楽家,ブライアン・イーノ*1が,かつて次のように語っていた. 「芸術や文化についての一般的な認識を改める必要がある.さまざまなアートは人々の生活の中心にあるべきものだが,決して役に立つものではないということも知っておくべきだ.そもそも芸術や文化...
コラム COVID-19ソーシャルインパクト 緊急特集:コロナウィルス感染症COVID-19拡大の影響下におけるサービス産業 - 日髙一義 2020年5月7日 現在のCOVID-19の拡大の状況において,世界の社会・経済が過去に経験したことのない難局に直面しております. 一人でも多くの命を助けようと最大限の貢献をされておられる医療従事者の方々に学会を代表して心よりの感謝を述べさせていただきたいと思います. 交通・運輸に携わる方々,福祉に携わる方々,小売りなど生活関連サービスに...
一般記事 若手がゆく サービスを強みとするモノづくり企業 2020年4月13日 はじめに サービス学会では,若手研究者と著名な研究者や有識者との交流を促すことでサービス学全体を盛り上げることを目的としたプロジェクトを進めている.本記事,『若手がゆく!-識者との知の共創-』は,そのプロジェクトの一環として,特定のテーマについて若手研究者が識者に行ったインタビューについて紹介するものである.今回はサプ...
一般記事 書籍紹介 エフェクチュエーションと認知科学による製造業のサービス・イノベーション 2020年4月13日 藤岡 昌則(著)株式会社白桃書房,244ページ,3,200円+税,ISBN 978-4-561-26733-1 本書は,「Servitization」研究において課題となっているサービス・パラドックスを,企業が如何に乗り越え,サービス・イノベーションを活性化させるかに焦点を当て纏めた学術書である.鍵となる概念を企業経...
特集記事 ロボットホスピタリティ 特集解説: 「ロボットホスピタリティ」 2020年4月13日 少子高齢化・労働力人口の減少が進む日本では,今後の経済状況の変化に対処するために多くの産業においてロボットやAIといった自動化技術の活用が期待されるが,サービス業,卸売・小売業,運輸業・郵便業,建設業の5割以上がIoT/AIの導入意向がないという統計もある(総務省 2017).特に,ロボットやAIといった新規的な自動化...
特集記事 スマートシティ 特集解説 : 「スマートシティ:まちの機能と文化の共創」 2020年4月13日 まちは,多くのサービスが交わされる背景空間である.それと同時に,まち自体に焦点を当てたサービスも数多く生み出されている.そのようなサービスにクローズアップするとき,ここ十年ほどトレンドでありつづける「スマートシティ」は見過ごせないコンセプトであろう. スマートシティという言葉が登場したのは,意外にも早く1990年代だと...
特集記事 ツーリズム 特集解説:「ツーリズムと地域資源」 2020年4月13日 2020年4月,サービソロジーはWebマガジンに移行することになった. Webマガジン化の目的はいくつかあるが,その1つにタイムリーな内容を取り上げ,執筆された原稿をできるだけ早く読者に届けるということが挙げられる.これまでサービソロジーでは,社会的関心の高いサービスとそれに関連するテーマを選び,特集を組み1冊にまとめ...