はじめに 日本では2000年に通称「IT基本法」が施行され,政府はIT,ICT戦略を打ち出してきた.2021年には,内閣官房がデジタル田園都市国家構想実現会議を設置し,地方からデジタル実装を進めるとする,地方創生の方向性を示している.そのような背景の中,インターネットを活用したシェアサービス「シェアリングエコノミー」が...
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1.はじめに 本稿は,地域を活性化するために,どのような観光人材育成が求められるかについて検討し,その検討から導きだされる,大学観光教育の課題を明らかにする.ただし,現今の社会的経済的動向において観光人材の育成が喫緊の課題であるにもかかわらず,現行の大学観光教育で,その教育課程は標準化されていない.観光人材育成の教育課...
地域活性化 本稿では,「地域活性化」を,サービスデザインの観点から捉え直してみることを試みる.それにあたって,地域活性化という概念について,改めて調べてみた.すると,日本政府の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」における議論(内閣府 2015)によれば,日本で語られている地域活性化(または地方創生)とは,もともと,“東京...
はじめに コロナ禍が続いている.日本では2020年1月15日に最初の感染者が確認されてから2021年11月7日時点で1,724,200人の感染者,18,310人の死亡者が確認されている*1.緊急事態宣言もこれまで5回発令されている.この発令による経済活動への影響も大きく,日銀短観を見る限り2020年第2四半期を底に回復...
はじめに 筆者は,これまで人とロボットとのインタラクションやコミュニケーションについて議論するヒューマン・ロボットインタラクション(HRI)の研究に携わってきた.ロボットは研究道具の一つであって,必ずしも「役に立つようなロボット」を作ろうというのではない.どちらかといえば〈利便性〉という価値観を苦手としてきたところがあ...
本テーマでは,地方の活性化について扱う.地方の活性化は,現在まで,国の政策として多くのことが行われてきている.2014年にまち・ひと・しごと創生法が制定され,第1期地方創生(2015-2019)に続き,2020年より第2期地方創生(2020-)が行われている(内閣府地方創生推進事務局 2017).以前には,田中角栄首相...
はじめに 国際標準化はグローバルビジネスにおけるルール形成であり,デジタル化・ネットワーク化の時代において,その活用の必要性が高まっている.近年では,サービス分野への拡大も進み(持丸・戸谷 2017),2021年6月にISO 23592とISO/TS 24082が,11月にはJISも発行された.これらは“サービスエクセ...
COVID-19の感染拡大防止のために,対面でのコミュニケーションを制限せざるを得ない状況での社会活動を余儀なくされるなか,人と人とのコミュニケーションのあり方は大きく変貌した.感染症拡大の防止と経済活動の両立が社会的課題となっている社会状況において,これを機に今までの経済活動や働き方のあり方についても見直し,感染症や...
はじめに 本記事では,コロナ禍に直面し,今後のホスピタリティのあり方を見据えながら京料理屋を経営している「京料理 鳥米」*1の若主人,田中良典氏へのインタビューを紹介する.なお,インタビューの実施日時は2021年5月31日である. コロナ禍と料理屋のホスピタリティ 平本:まずは,コロナ禍でのお店の状況をお教えいただけま...
製造業のサービス化には多くの困難が伴う.本特集では,この困難を克服するために,サービス理論,サービスデザイン,デジタル化,サービス人材,人間行動,サービス生産性,ソーシャルインパクトといった,サービソロジーの21年度の研究テーマに沿って,以下のようなサービス化の成功要因を論じる記事を予定している. (1)サービス化に必...
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